第1巻12番歌はこちらにまとめました。
第1巻 12番歌
巻 | 第1巻 |
歌番号 | 12番歌 |
作者 | 中皇命(間人皇女) |
題詞 | (中皇命徃于紀温泉之時御歌) |
原文 | 吾欲之 野嶋波見世追 底深伎 阿胡根能浦乃 珠曽不拾 [或頭云 吾欲 子嶋羽見遠] |
訓読 | 我が欲りし野島は見せつ底深き阿胡根の浦の玉ぞ拾はぬ [或頭云 我が欲りし子島は見しを] |
かな | わがほりし のしまはみせつ そこふかき あごねのうらの たまぞひりはぬ [わがほりし こしまはみしを] |
英語(ローマ字) | WAGAHORISHI NOSHIMAHAMISETSU SOKOFUKAKI AGONENOURANO TAMAZOHIRIHANU [WAGAHORISHI KOSHIMAHAMISHIWO] |
訳 | あれが見たいと思っていた野島ですね。見せていただいたあの島が。でも、底まで透き通っている美しい阿胡根の浦の玉を拾うのはこれからですね。 |
左注 | 右檢山上憶良大夫類聚歌林曰 天皇御製歌[云々] |
校異 | – |
用語 | 雑歌、作者:中皇命:間人皇女、紀州、和歌山、羈旅、異伝、魂触り |